ドクター 「もちろん、安くていい物はたくさんありますし、それを企業努力で提供したいと思うことは素晴らしいことです。ただそれを過度にやり過ぎると良くないですね。消費者側も安さばかりに目が行くことも結果的に得にはならないと思います。」
わたし 「どうしてですか?」
ドクター 「あなたのジョブは商人でしたが、なんの商品を扱ってましたっけ?」
わたし 「洋服です。」
ドクター 「では、その洋服1点がお客様のところに行き渡るまでに何人の人が携わっていますか?思いつくかぎり挙げていってください。」
わたし 「えーと、企画デザインする人でしょ、あと工場で作る人、商品を管理する人、お店まで運んでくれる宅配業者さん、そして我々販売員ですね。たくさんいるな。」
ドクター「そうですね。あとは、お店の場所を貸してくれるディベロッパーの人や、商品タグを作る人、宣伝するのであれば、広告担当の人や、まだまだたくさんいると思います。」
わたし 「凄く大勢の人が携わっているんですね。」
ドクター 「お客様は洋服1点買うことで、それだけの人にお金という感謝のエネルギーを渡していることになるのです。」
わたし 「そっか! それで商品を買ってお金を払う時に、『こんな素敵な経験が出来てありがとう』と言うってことがわかりやすくなりました。その商品に携わってくれた人達に対しての『ありがとう』でもあるんですね。」
ドクター 「そうです。そしてあなた達の給料もお客様からの『ありがとう』の表れなのです。」
わたし 「お金は感謝のエネルギーですね。そして循環しているんですね。お金と感謝を結びつけて考えるとお金って、とてもいい物に思えてきました。」
ドクター 「それでは、もしもあなたが経営者だとして、商品を安くしようとして何が思いつきますか?」
わたし 「セールにかける」
ドクター 「在庫が過多の時ですね。利益が出なくてもマイナスになるくらいなら在庫処分にしてしまおうという考えですね。では、セールでなくて、普段の時で値段を下げることは何が思いつきますか? なるべく自分の会社の利益を下げないようにして。」
わたし 「利益を下げないでか・・・ まず、原材料を下げるでしょ。そして中間コストを下げること・・・ はっ!? 携わっている人達に安くしてとお願いするか、更に安いところを探すことか・・・」
ドクター 「あとは?」
わたし 「削れるところは削って、もう削れるところが無くなったら我々のようなスタッフの人件費を下げることですね・・・」
ドクター 「そうですね。あと携わっている宅配業者やタグを作る会社が、安くしないと相手してもらえないと考えたらどんどん削っていくと思いますね。そうなると困ったことが起きますね。」
わたし 「皆の働ける場所もチャンスも少なくなるし、給料が下がればモチベーションも下がってしまいます。」
ドクター 「そこで立派なサービスや商品を提供したいと思えますか?」
わたし 「最近では、食品にわざと異物を混入させたり、落ちた食材をそのまま使ったりと残念なニュースも増えてます。モラルが低下している気がします。」
ドクター 「結果消費者にとっても良くないことが起きますよね。そしてここからが重要なのです。労働者も消費者なのです。」
第10章 自分だけ良ければいいと思わないことに続く
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