ゲーム 「アース&ハイヤーセルフ」 第32章 怒り狂った日


 再び引き寄せの病院に訪れるわたし


 「ドクター!」



 ドクター 「どうしたんですか? 凄い剣幕で。」



 わたし 「怒りが止まらないんですよ。」



 ドクター 「何があったのですか?」



 わたし 「わたしに攻撃してくる人がいるじゃないですか。今日久しぶりに接点があったのですが、あまりにも酷いことを言うもんで、言い返してしまって口論になったのです。」



 ドクター 「おやおや、それは穏やかではありませんね。」




 わたし 「せっかくいい気分でいて、いいことどんどん引き寄せてきたのに、もうそういったことは起きないと思ってたのに。」



 ドクター 「起きてしまったことは仕方ありません。反論してしまったことも仕方ないです。これから気を付ければいいことです。とにかく自分をこれ以上責めないでください。」



 わたし 「一気に落ち込んでしまいました。」




 ドクター 「数分前でも過去のことです。今から波動を上げることに努めてください。意識をそこから反らして、今幸せなことに感謝と愛の光を送ってください。」



 わたし 「そうですよね。今までポジティブでいれたのに勿体ないですよね。」




 ドクター 「今日起きたことは、エイブラハムの言う『時間の緩衝帯』によって、過去の思考から起きてしまったものです。」



 わたし 「結構、大分前に奴のことは忘れてたのに。」



 ドクター 「仕方ないです。大分前にたくさん嫌な思考をしてしまったのでしょう。でも『時間の緩衝帯』があるからこそ、我々は安全に暮らせるのですよ。悪いことをイメージして、すぐに現実化されたら、命が何個あっても足りないでしょう。とにかく思考の蓄積によって、現実化されます。今日起きたことも、ずっと嫌だなと思っていたら、ずっと自分の身に降りかかります。早めに意識を反らしてください。」




 わたし 「でも、また奴に会ったら、どうすればいいのですか?」




 ドクター 「ありがとうと言えばいいんですよ。いい練習台になってくれて。自分を咎める相手も咎めないことが大事です。咎められたかどうかは、あなたの受け取り方次第です。『ああ、この人はこういう考え方なのか。この人なりの宇宙があるんだな。』と思えばいいのです。人それぞれの宇宙があって、それは何人にもコントロールされないし、してはいけないのです。『許容し可能にする術』です。」




 わたし 「出来るかなあ、わたしに。」




 ドクター 「まあ、とにかく嫌なことなんて全く0になるわけでないのです。その人以外でもムッとすることなんて起きてきます。ただそれをどうあなたが受け止めるかで、長く続くかとか、もっと嫌なことを引き寄せるかに関わります。あなたは、誰に何を言われてても、ポジティブに自分が光輝くことを止めないでください。そうすれば、嫌なことは小さくなるし、少なくなります。」



 わたし 「わかりました。引き続きポジティブを貫きますね。」




 ドクター 「イメージとしては、凄い悪路を走る、サスペンションの効いたオフロードカーになったつもりで突き進んでください。人生だと思わないでゲームだと思えば簡単なことです。」




 わたし 「ありがとうございます。少しすっきりしました。また来ますね。」



 ドクター 「今日あなたが怒ってしまったことを後悔はしないでくださいね。とにかく自分を責めないでください。次に気を付ければいいことです。気楽に行きましょう!」



 第33章 心は強く出来ないに続く





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