幸せ探しの旅

　かなり久しぶりの投稿になってしまいました。




　前回の記事の流れからブラック企業について書きたいと思ってました。



　最近の大学の部活やスポーツ団体のパワハラ問題、ふざけた内容のニュースをよく目にする機会が増えましたが、まだまだ氷山の一角で表に出ていない企業や学校、団体等あると思います。



　今正に、自分の立場がそこに属していて辛い目にあっている方がいるとするならば、逃げることを強く勧めます。



　戦う必要はありません。そしてその経験をトラウマだと思うことも必要ないです。むしろ人よりも何倍も修行が出来てたくましくなったと思っていれば今後の人生は明るくなるでしょう。




　例えばドラゴンボールの界王星で修行が出来たと思えばいいのです。重力10倍の星で修行してきたので、人よりも鍛えられ方が違うと思えばいいのです。



　私も大学を卒業後、某アパレル会社に新卒として入社して8年間働いたのですが、店長になってからの5年間は壮絶なパワハラ被害にあっていました。





　その時に浴びた罵声と暴力は、今でも思い返すと胸糞悪くなるのですが、逆に宝物として捉えることに決めてから、どんどん新しい職場で生き生きと活躍出来て充実した毎日を送れてます。



　体が軽くなって、半分くらいしか努力しなくても物事が上手く行くのです。



　少し悩みましたが、私がその会社で受けたパワハラの内容と、その時どう思ってどんな行動を起こしたのか、つまり泥沼にはまることになったのですが、それについて詳しく書きたいと思います。


　そして今後、そういうブラック企業は遅かれ早かれ淘汰されていくこととなります。その辺についても詳しく解説したいと思います。



　結構内容がヘビーなので、書くのに悩みましたが、どういう結論にまとめられるかはわからないですが、書いてみます。長編ストーリーになっていくと思いますが、あまりヘビーにならないように気をつけながら書いていきますので最後までお楽しみください。




　私は大学を卒業と同時に、大手アパレル会社の販売員として就職しました。所謂体育会系の企業で、新人の時は立ち振舞いや言葉使いなどで、かなり厳しく指導を受けました。





　挨拶やおたたみも厳しく、でもそれがお客様を迎いいれる準備になっていたのかと思うと必要な経験だったと思います。











　
　そして、そこでしっかりと個人の売り上げを取って結果を出して誉められるようになっていったので、自分としては中々楽しい日々を過ごせていたと思います。

　


　その頃はまだ、店長が売り上げで詰められているということに気づいていませんでした。






　月に一度ある店長会というのは、かなり恐ろしいという噂がありました。またそれ以外でも、お店の売り上げが悪い時は、毎週月曜日の夜に本社に呼び出されているなという記憶があります。






　でも、店長は優しい女の人で、私に当たることも無く、｢いつもお店で一番売ってくれてありがとうね｣と言ってくれました。






　いったい本社で何が起きているのかわからない状態でした。





　

　一年経って、店長が変わりました。将棋が大好きな、かなりの戦略家でメキメキと売り上げを伸ばしていきました。私個人の能力もさらに引き揚げてくれる指導をしてくれて、お店も私個人も目立つようになりました。






　そして私はそのあと都心の大きいお店の副店長に抜擢されて、その1年後すぐに地方中枢都市の店長を任されました。






　前回の記事で、店長になってからの5年間は壮絶なパワハラを受けていましたと書きましたが、正確に言うと4年間です。最初の１年間は、ビギナーズラックで、メチャクチャ数字を伸ばしました。初めての月は前年の170%も伸ばしました。１年間平均しても前年の130%くらいは取れていたと思います。



　で、初めての店長会では、予算達成率1位のお店の店長として皆の前で表彰されました。




　｢新任の店長でここまでやれるんだぞ。先入観が無いからだ。お前ら少しは見習え!!｣と課長の檄が皆に飛びました。




　何も知らない私は、少し気分が良かったです。そうその後の地獄のような詰めの儀式が始まるまでは･･･。



　そのあとに月間の予算比ワースト3の店舗の店長達が皆の前に立たされました。もう事前に用意してこいと言われたのか、反省点と次月の対策を皆の前で発表させられてました。その時に課長や係長からの質問に、上手く答えられないと皆の前で叱責されるのですが、本当に凄まじく見るに耐えない異様な光景でした。



　一番ショックだったのは、私を育ててくれた2番目の店長がその中にいたことです。力ある人で信頼されていたはずなのですが、自分で上げ続けた数字はピークを迎えて下がり始めた頃でした。また、環境も大きく変わって、お客様の入店も大きく減ってしまったらしいのです。



　ただ、その環境の変化は絶対に口にしてはいけないのです。



　
　｢そんな言い訳聞きたくない。マンパワーで乗り越えろ！｣と。超能力を使っても無理なのに･･･。





　そんなやり取りの中で帰れと言われてる店長もいました。もちろん帰るわけにはいかず、ひたすら謝っていましたが、｢お前が帰るまでは店長会は中断だ。皆に迷惑がかかるからさっさと消えろ！｣と言われ、ただひたすら困惑している姿を見るのが辛かったです。




　ここでいう課長というのは、ブランドの長で、係長とは5～6店舗を見ているトレーナーみたいなものです。係長から上になると洗脳されています。残業は付かないで公休出勤は当たり前、45日連続出勤していると自慢されたこともありました。家に帰らずにそのまま事業部に泊まることも多く、なんか臭かった印象があります。







　でも、自分のエリアの数字が悪いと課長の手前、中々休みを取りずらい空気があるみたいでプライベートはもはや無くなります。また、課長が帰らないと帰っていけない風土もあり。事業部の流し台をシャワー変わりに使っていたみたいです。




　でも、そんな彼らが突き動かされている物は、野心とか野望みたいなものでした。会社のトップが成り上がり者で、そういう話や社訓とかを植え付けることで洗脳されてしまってる人がたくさんいたと思います。成果主義、実力主義なので、今自分のことをケチョンケチョンに痛めつけている課長や部長達をいずれ抜いて仕返ししてやる、そんな夢を抱いて、後に引けずに、ひたすら働いているように私には見えてました。




　
　そんな感じで店長になって会社の実情を知ってしまったのですが、私は最初の１年間は運が良かったのです。




　前年の店長がやる気を無くしてて、チームとしてもバラバラだった時に、私が入ったのです。何度もミーティングや飲みニケーションを重ねて、チームとして売り上げを取ることの楽しさを伝えてきた結果、怖いものしらずのノリノリの店舗に変えることが出来たのです。




　そして、会社ではイケてる店長とイケてない店長で区別されてましたが、イケてる店長側に属することが出来ました。




　店長会でのイケてない店長に対しての恫喝は見るに耐えなかったのですが、イケてる店長として意見を求められることもありました。




　保身のために、上から目線で意見を言ってしまったこともありました。まるでいじめられるのが怖くていじめに加担している子供と同じ行動だったのだと思います。とても複雑な気持ちでした。




　また、いつか自分がイケてない店長側に回るかも知れない恐怖心も芽生えてきました。




　そして、それはすぐに現実となりました･･･


　　　　　

　　　　　　　　　　続きます。


　

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