何が重要な情報かを決めるのは自分の過去だということを以前説明しました。その過去とは強い情動をともなった過去です。その記憶は情動記憶と呼ばれ、あなたにとって何が重要かを常に決定しているのです。
その情動記憶は結構厄介者です。あなたが無意識で行う習慣(ハビットと言います)と、無意識の選択(アティテュードと言います)を決定しているのです。このハビットとアティテュードを変えない限り、あなたが選んだゴールに進む道筋がわからずにあきらめてしまうことになります。
食後に必ずコーヒーを飲むのがハビット(習慣)で、「レストランでコーヒーにしますか?紅茶にしますか?」と聞かれて、「コーヒー」と答えるのがアティテュード(無意識の選択)となります。
分かりやすい例で言うと、失敗の記憶でしょう。人前で話した時に笑われたりすると、もう人前でスピーチすることを避けて通ります。恥ずかしい思いをするかも、傷つくかもしれないといった情報を知覚すると、あなたは無意識のうちにそれを拒絶するのです。
人間は、自分にとって居心地の良い状態を維持しようとするホメオタシスが働くようになってます。心地よいとは、ポジティブに動くということだけを意味していません。恥ずかしい思いをするなら動かないでおこうという選択も、人にとっては心地よいゾーン(コンフォートゾーン)なのかもしれません。
また親に幼い頃に注意されて、怖かった記憶も自分を制限していることもあります。「いい子でいなければ」と無意識に選択して、はめを外すことを選ばない人生になっているのです。でも、賛否両論ありますがZOZOの前澤社長のように、突拍子もないことにチャレンジしていく人にしか、見えない現実があるわけです。そしてそれが見えない、もしくは見ようとも思わない人達は必死で叩くことで、自分たちが正しくて、あっちが異端児だとしておきたいのです。特に日本の文化や風土は、その傾向がありますね。「奥ゆかしさ」が美徳みたいな。
こうした周りの目を気にすることでも、自分の心地よい空間というものが、動かないで傍観者の立場を守ることになってしまうこともあります。ただ周りのモテる人や、ビジネスで成功している人を見回してみると、どんなに後ろ指を指されても行動が早いし、失敗を恐れてないんですよね。
よく引き寄せの法則で、「そのままの自分でいい」「動かなくてもいい」とうたっている方もいますが、解釈を間違えると浦島太郎になってしまうので注意してください。アメリカでは引き寄せの法則などのスピリチュアルにはまって、かえって不幸になってる方のほうが多いという統計もあります。
私は、もちろん引き寄せの法則肯定派です。ただあまりにもキラキラしたブログが多く、ポジティブにイメージするだけで、欲しい現実が手に入るみたいなのは胡散臭いと思います。
イメージした世界の自分になって、ワクワクしながら「自分なら出来る 自分だから出来る」と行動していくことで、チャンスも増え、周りの人も接し方が変わっていき、世界が変わっていくんだなと思います。
そういう意味で、1回スピリチュアルから離れてみて、脳科学の視点から成功や幸せなゴールを目指していきたいと思います。続きます。
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